「ポイ活」と節約の関係について

みなさん、「ポイ活」って聞いたことありますか？

前回の記事で片付けのことを書きましたが、これに関連して「ポイポイ捨てて整理する活動のことです！」って流れもありですが、残念ながらそうではありません笑

greenest.hatenablog.jp

ポイ活は「ポイント活動」の略だと思われますが、ここではさまざまなお店で現金の代わりに使える、ポイントを集めることを指すこととします。

最近はどのお店に行っても、「ポイントカード作りますか？」と聞かれますよね。○○円以上買い物をすると１ポイント付いて、10ポイントで次回△△円引きみたいなカード、誰でも1度はもらったことがあると思います。
今回は、この「ポイント」との付き合い方について、個人的な考えを書いてみます。

実は以前にも少しだけ書いたことがあるのですが、結論から申し上げると、ポイ活をやるとしても極力ポイントカードなどの種類を減らすのが、多くの方にとっては節約の観点で良いと思っています。

ポイントはお金の代わりに使えるので、たくさん貯めてそのポイントで物が買えるとお得な気持ちになりますよね。
でも、我々物を買う側だけがみんな得をしているのならば、お店側がポイントカードを発行する意味がありません。

逆に言うと、お店側はポイントカードを作ってもらった方が結果的に儲かっている、つまり我々に多くのお金を払わせることができているということになります。

例えば、薬局などではどのお店もポイント制度を持っているイメージがありますが、「ポイントが貯まるから」という理由で、同じお店を利用し続けている方も多いのではと思います。

でもそうなると、その薬局の商品が他の薬局やスーパーのものより安いかどうかは、あまり気にしなくなってしまいます。

例えば薬局側で、ポイント制度でお客さんを集めておいて、実はポイント分だけ商品の値段を高くしていたらどうでしょうか。
本当は1,000円で売ればいいものを、ポイントを加味すると10円引きで実質990円になってしまうので、もともとの値段を1,010円にしておいて、ポイントの割り引きを入れても1,000円になるようにしておくような場合です。

もともとの値段　　　ポイントがたまって10円引き
　１、０００円　　　→　　　　　９９０円

　↑これだとお店が10円分損してしまうので、

設定する値段　　　　ポイントがたまって10円引き
　１、０１０円　　　→　　　　　１、０００円

　↑これならお店は損をしません。

お店はいつも来てくれるお客さんをゲットできましたが、買う側の我々は全然得をしていませんよね。
あくまでこれは仮定の話で、実際にこういったことが行われているかどうかは分かりませんが、ポイントだけを見ているとこういう根本的な部分に目がいかなくなってしまうのです。

大事なのはポイントを貯めた後、最終的にお得になっているかを冷静に見極めることだと思います。

1,000円分の買い物でポイント10円分が付くのであれば、

1,000-10=990

で、990円で買い物をしたのと同じことになります。ポイントのない他のお店で買い物をした場合に、同じ物を900円で買えるのであれば、せっかくポイントを貯めて得した気分になっていても、結局損をしていることになるのです。
逆に、他のお店で買うと995円だった場合は、ポイントを貯めればそのお店で買った方がお得になります。その見極めが大事だと思うのです。

ただ、こういうことを考えるのってエネルギーを使いますよね。他のお店と比較しながらいちいち計算するのは相当面倒くさいです。
だから、基本的にポイントのことは考えず、シンプルに値段と質を見て買うかどうかを決めてしまえばよいと思うのです。
ただし、例えば最寄りのスーパーでポイント制度をやっていて、商品の値段も安くて品質もよく、しょっちゅう利用しているような場合に限っては、どちらにせよそのお店で買い物をする以上、ポイントカードを作った方がよいでしょう。

他に考えられるポイント制度のデメリットとしては、無駄な買い物をしてしまいがちになるという点があります。

1,000円で1ポイント貯まる場合、会計が950円だったら、レジの横にあるガムとかペットボトル飲料をついつい買ってしまって、1,000円以上にしてポイントをもらおうとしてしまいがちです。

こうなってしまうと、ポイントで得られる利益よりも、失うお金の方が大きくなってしまうことは簡単に想像できますが、いざ自分がその立場になると、ついついやってしまうんですよね。

あとは、単純にポイントカードが財布にたまっていくと、財布が厚くなるしどのカードを探す時も探しづらくなるという欠点もあると思います笑

f:id:greenest:20211226141205j:plain