節約を長く続けていると、気づくことがたくさん
あります。
その中でも最近強く思うのが、「足るを知る」と
いうことの重要性です。
簡単に言うと、いろいろ欲しがらなくても、我々は
十分幸せだということです。
よくわからないと思うので例を挙げます 笑
例えば、私は節約を始める前、しょっちゅう外食を
していました。
「毎日家で料理なんて質素すぎる」と思っていて、
外食での豪華な料理においしさや刺激を求めていた
のです。
でも、頻繁に外食をしていると、飽きてきて
ありがたみがなくなってくるんですよね。
逆に毎日自炊をしていると、「こっちの方が幸せ
だな」なんて本気で思ったりします。
これはなぜなのか考えてみると、そもそも自炊の
料理を食べていても、栄養補給はしっかりできる
し、特に問題はないのです。
自分で味付けをするので飽きることもないし、
具材や量も自分好みにすべてアレンジできます。
たまには外食に行って、自分で料理しない日に
したり、普段と違う味を楽しむことは重要だと
思いますが、頻繁に行く必要性がないのです。
外食に頻繁に行かなくても、スーパーの食材で
自炊することで「足る」、つまり足りてしまう
ということですね。
これはあくまで一例ですが、よくよく考えてみると
必要以上のものに、当たり前のようにお金を
かけてしまっているケースって多いと思うのです。
ちなみに私の場合は、家や車、服について、次の
ような機能を持っていれば「足る」と考えます。
・家:雨風がしのげ、水や電気が使えて生活できる
・車:目的地まで安全に移動できる
・服:季節に合わせて心地よい素材で動きやすい
これは個人の考えなので、そうでない方を否定する
意図は全くないことをあらかじめお断りしますが、
家の床が大理石である必要はないと思っていますし、
車の音響や服のブランドにもこだわりません。
これらがなくても十分目的を果たしてくれるから
です。
このあたりの考え方は人それぞれだと思うので、
あえてこれ以上例を挙げることはしませんが、
考えてみる価値はあるんじゃないかと思います。
自分のいる境遇が十分なものだと思えれば、必然的
に余計なものにお金を使うことも減り、自然と貯金
ができてくるはずです。
ただ、そうは言ってもまったく外食しないとなると
それはそれで寂しいというか、刺激がない気が
しますよね。
また、例えば車は安全に目的地まで移動できれば
本来の目的は果たせますが、それとは別に趣味の
一環として、いい音で好きな音楽を聞きながら
ドライブをしたいということもあると思います。
このあたりは、「足る」ということを理解した
上で、「プラスα」として楽しんでいるんだと認識
できていれば、全く問題ないと思うのです。
毎日を充実させるために、こういった考えは必要
ですよね。
まずは、自分が恵まれていると理解することで、
節約貯金が捗るきっかけになるかもしれません。
あまり考えたことのなかった方は、ぜひ時間がある
時に、「足るを知る」をやってみてください!