greenest’s diary

子育てパパの節約・蓄財や楽しみを発信します

「見栄」は節約貯金の大敵!

「隣の芝生は青く見える」という言葉がありますが、周りの人が持っているものは、なんだかよく見えてしまって、羨ましくなりますよね。
また、みんなが持っているものを自分だけ持っていないと不安になって、自分も欲しくなってしまうなんてことも、経験のある方は多いんじゃないでしょうか。

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私は、こうやって周囲に影響されて物を買ったりしてしまうことは、節約貯金をする上でかなり足を引っ張ってしまう行為だと思っています。

 

最近私が特に感じる、このことの最たる例が、自分にとってのスキーの経験です。

(※スキーについて批判する気は一切なく、個人的にも楽しい思い出はたくさんありますが、あくまで一例として挙げていますのでご承知の上お読みください。)

 

私が高校生くらいまでの間は、全国的にスキーが大流行していました。テレビCMでも鉄道会社がスキーをテーマにしたものを放送して大流行するなどしていましたし、雪の降る地域にお住まいだった方は、冬は毎週やっていたなんて方も珍しくないと思います。

私も小さい頃親に連れられて、何度か雪山でスキーをしたことがあります。
ただ、正直スキーが好きだったかというと、実はそうでもなかったんです。

簡単に言うと、斜面を滑り降りる爽快感やゲレンデの美しさ、仲間や家族との昼食などよりも、「遠い、寒い、疲れる」が勝ってしまっていたんです 笑

当時は両親が支払ってくれていましたが、このような経験のために、リフト代数千円、スキー板やシューズのレンタル代、スキー場まで遠距離の交通費がかかり、時間も丸一日潰れます。なんなら疲れて次の日もまともに動けませんでした。

 

私が大学生になる頃には、世の中でスノーボードが流行り出し、私も友人とよく行っていました。楽しかったという思い出はありますが、正直スノーボードでなくてもよかったかな、別の手軽なスポーツをしたり買い物や飲み会でもよかったなと思ってしまいます。

当時はスノーボードができないと格好悪いと思って頑張って練習し、それなりに上達もして友人とよくゲレンデに行きましたが、今では少なくとも7〜8年滑っていなくても、何ら支障はありません。

 

繰り返しになりますが、このスキーやボードの例はあくまで一例で、これらを否定する気は全くなく、楽しいスポーツだと思います。また、うまく滑れる方を素直にかっこいい・羨ましいと思い、尊敬します。
ただ、たまたま自分はそこまで好きではなく、それでも見栄を張って続けていてお金も多く払っていたので、今になってこういう出費は削れるなと気づいたのです。
つまり、後悔しているのではなく、当然とかみんなやっているからということで自分もやっていることは、いつかはやらなくなるんだなということを、経験をもって知ったということです。

 

我々の周りには、こういう「見栄」を張ってしまいがちな状況が山のようにあると思います。

 

クリスマスになればテレビのCMや街の雰囲気に影響されて、そこまで食べたくもないのにケーキやチキンくらいは買おうと思ってしまったり、みんなが使っているからという理由で10万円以上もするスマートフォンやパソコンを何の検討もせずに買って、機能を使いこなせないなどです。

場合によっては、家を買うのも賃貸と比べて冷静に判断した結果ではなく、「持ち家」というステータスだけを求めて買ってしまっている方も、世の中にはいらっしゃるんじゃないかと思っています。

 

冒頭のスキーの例ではないですが、時代が変われば流行も変わり、世間の考え方も変わります。逆に変わらないのは、自分の核となる部分、考え方だと思っています。
もし私が当時、見栄だけで高額なスノーボードの板とウエアを買ってしまっていたら、今の貯金額は数十万円減っていたでしょう。

 

特に現代、当たり前と思われているもののなかで、次のようなものは本当に必要か、考えてみる価値はあるのではないかと思います。

 

・テレビ(YouTubeやサブスク、ネットニュースで十分ではないか)

・車(本当に購入、維持の費用に見合った使い方ができているか)

・スーツ、革靴(自分の身の丈に合った価格のものか、類似のより廉価な商品で支障があるか)

・新聞(無料のネットニュースでは足りないか、足りない場合、より月額の安い電子版では不都合があるか)

 

「テレビ持ってないの!?」とか「大人なのに新聞も読んでないの!?」なんて言われたら恥ずかしい気持ちになりがちですが、別にそれぞれの個人で決めてよいことなので、人にとやかく言われることではないと思うのです。

節約貯金に成功している人などは、こういった「当たり前」を冷静に見直すことがうまい印象があります。

自分が本当に必要なものとそうでないものをしっかり切り分けて、必要のないものは見栄を張らずに買わない。そうすることで、「当たり前」に従っている圧倒的多数の人々との差が生まれて、「貯金が多い人」になれているのだと思います。

周りと同じことをしているだけでは、周りと同じ貯金額になるはずですからね。

 

…ちなみに私は、テレビ、車、スーツ・革靴は所持しています。

…偉そうに書きながらすみません。。。笑

 

こういう考えになったのが最近なので、今持っているものが壊れたり使えなくなったら、十分に検討しようと思っています。
今考えているのは、テレビではなくプロジェクターを買えば、壁一面にYouTubeなどを映せるのではないか、車を1台減らし、どうしても使いたいときはタクシーでよいのではないか、スーツではなく、ファストファッションでも見た目がそれほど変わらず扱いやすいものがあるので、それで十分でないか、などです。

 

ただ、最後に補足させていただきたいのは、その時・その場でしか楽しめないこともあるということです。
当時のあの日本中の熱狂的なスキー熱の中でスキーをやっていたから、今でもスキーの話題で盛り上がることもできますし、クリスマスにケーキを食べて、1年頑張ったなと実感したり、仕事で疲れた気分を少し回復することができるかもしれません。
こういう考え方であれば、お金を使うのは私個人としては大正解だと思います。
見栄だけではなく、自分の中でしっかり考えがあれば、お金の使いどころを誤ることは少ないと思っています。

 

みなさんはどのようにお考えでしょうか。
よろしければまたお聞かせください!