greenest’s diary

子育てパパの節約・蓄財や楽しみを発信します

お金の「使いどころ」について

節約貯金を本気で頑張っていると、どうしてもそれが最優先になって、なんでもかんでもお金をケチってしまいがちです。
食事代がもったいないから人付き合いを少なくしたり、旅行はお金がかかるから我慢してみたり…

でも、そうまでして貯金して、将来どうなるか考えてみることも必要だと思います。

今回は私が考える、節約中でもお金を使うべき場面について書いてみます。

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①健康

「健康第一」という言葉はみなさんもよく耳にするかと思います。
世の中の主義主張には大体賛成派と反対派がいますが、「健康第一」に異論を唱える方は見たことがありません。
風邪をひいているだけでも、体がだるく普段通りの生活が難しくなりますが、生活習慣病になって食事制限がかかってしまえば、好きなものを食べることもできなくなります。足腰が著しく弱ってしまえば、行きたい場所にも簡単には行けません。

お金がなくても、健康であれば何とか生きては行けますが、いくらお金があっても不治の病になればもちろん生きていけません。このことからも健康はお金以上に大事だと考えます。

以前の記事でも書きましたが、自分が食べるもの、運動習慣などのためには、しっかりとお金をかけるべきだと思います。

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②大切な人への気持ち

社会人になると、親戚の子どもにお年玉をあげる機会がある方も多いと思います。結構な出費ですよね…笑
そのほか、尊敬している人やお世話になっている人のところへ遊びに行くときなど、お土産を持っていく場面もあるでしょう。

こういう時に、自分のお金が減ってしまうからといって相手に渡すものをケチってしまうと、相手は残念な気持ちになってしまいます。せっかく良い関係があるのに、相手は心に少し引っ掛かりを感じてしまうかもしれません。

私は自分が子どもの頃は、お年玉は多ければ多いだけ嬉しかったですが(笑)、お世話になっている人へのお土産は、決して高いものを求められているわけではないと思います。それでも値段のことはいったん忘れて、お互いに笑顔になれるような、相手のことを考えた贈り物が選べれば、相手も嬉しいしそれを見て自分も嬉しくなれて、みんな幸せです。
大切な人のためということ以上に有意義なお金の使い方は、そうそうないんじゃないかと思います。

 

③経験・知識

今はコロナ禍で私も控えていますが、個人的には旅行に行くのをやめて節約するのは本末転倒だと思っています。
家族や友人と行く旅行はその時しか経験できないこともありますし、いつまでたっても共通の思い出として残っていて、話をしたり写真を見返したりすることで一生楽しめます。
当然普段とは別の場所で多くの刺激を受けるので、心も豊かになりますし、そういった経験の積み重ねによって自分の世界がどんどん広がっていきます。

また、こちらも以前に記事で書きましたが、知識を得るためにお金を使うというのも、非常に良い考え方だと思います。私は先日簿記3級に合格しましたが、無料で質の高い教材があればもちろんそれを使い、不足部分があればケチらずにお金を使うようにしていました。

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知識が増えるとニュースや人々の話題に幅広く対応できるようになり、世の中の分かることが増えて、単純に楽しいです。また、人から頼りにされたり、話が合うと思ってもらえて、つながりも増えていくように感じています。

 

④将来を見据えた買い物

私のブログの前々回の記事を読んで、「料理をしてみよう」と思ってくださった方がいたとします。そこでまな板と包丁を買うときに、ホームセンターなどで比較的しっかりしたものを買うか、より安く100円ショップで買うか、といった場合を考えてみます。

100円ショップで買うと、確かに買った瞬間は安くあがります。しかし、料理の回数を重ねるごとにまな板に傷がどんどんできていき、包丁の切れ味が目に見えて悪くなっていったらどうでしょう。おそらくストレスで料理が億劫になって、やめてしまうでしょう。
やめずに続けられた場合でも、傷だらけのまな板と切れない包丁は、すぐに買い替えたくなるはずです。

一方、それなりにしっかりしたものを買った場合、買った時点では確かにお金がかかります。それでも、使いやすいまな板と切れ味の良い包丁は使っていて楽しいですし、とても長い期間使えます。
料理をする際のストレスが大きく軽減されることも大きいですが、何より基本的に買い替える必要がないため、数年以上の長いスパンで考えると、結局こちらの方が安いということも起こり得ます。

食べるものや着るもの、電化製品など、購入時にはもっと安いものがあっても、例えば1年後、5年後、10年後のことを、購入する前に想像してみる価値は十分にあるはずです。

 

いかがでしたでしょうか。貯金を始めると、貯金自体も楽しくなってきます。それはそれで素晴らしいことですが、同時に使うことをためらってしまいがちです。
でも、それでは何のために貯金をしているのか分からなくなりますし、何より今の自分の生活や周りの人との関係が発展していきません。

私は専業主婦の妻と1歳の息子と協力して1年間で100万円ほど貯金しましたが、この期間にエアコンや洗濯機を購入していますし、来週には新しい冷蔵庫が届きます。泊まりの旅行にも5回以上は行っています。
また、お世話になっている人へのプレゼントにも、惜しみなくお金を使うようにしています。

 

貯金をされている皆さんもきっと、貯金だけが人生の目的ではなく、日ごろ大事にしている人・もの・考え方や、お金が貯まった後にやりたいことがあるはずです。
節約をする一方で、時々立ち止まってそういうことを思い返してみることも大事なのかなと思います。

 

みなさんはどんな時を「使いどころ」と考えてお金を使っていますか?^^