greenest’s diary

子育てパパの節約・蓄財や楽しみを発信します

価格と品質のバランスが重要なお話

前回、 「金額=価値」ではないということを書き
ました。

 

greenest.hatenablog.jp

 

今回はここから派生して、物の金額と、物の品質
のバランスを考えることの重要性について書いて
みます。

 

節約や貯金をする以上、何かする時には金額が安い
方がお金が貯まりやすいのは事実です。でも、

・安かろう悪かろう
・安物買いの銭失い

なんて言葉もあります。前者は安いものは品質も
悪いだろうという意味、後者は安いものを買うと、
品質が悪いため結局修理や買い替えなどにお金が
かかって却って高くつくという意味です。

…有名なことわざって、説得力がありますね!

 

物を売るには、店側も経費が掛かります。
品物を仕入れるためのお金、従業員に払う給料、
お店の電気代などです。
これらの金額を合計して、この合計額より高い
金額で物が売れるから、会社として利益になるわけ
です。

 

このことからも、物の値段は基本的に経費より高く
しなければ商売をする意味がないので、ある程度の
最低価格は自ずと決まってくることが分かります。

裏を返せば、どう考えても安すぎる物というのは、
上で挙げたような経費のどれかを、無理やり下げて
いるということになります。

 

新鮮な野菜のサラダはすぐに色が悪くなってしまう
ので、特殊な薬品に漬けて廃棄する量を減らすなど
ということは実際に行われているようです。

正直、いくら物が安く手に入れられたとしても、
裏でこのようなことが起こっていては、あまり買う
気になれませんよね。

 

一方で、不当に高いと思われるものもあります。
少し前までの、大手携帯会社の携帯料金などが
分かりやすいでしょう。

こちらは、その値段でも我々消費者が購入せざる
を得ないということで、足元を見られて価格が高く
なっているものと思われます。

当然、こういうものには可能な限り手を出さない
方が、節約には効果的です。

(携帯料金に関する過去記事はこちら)

greenest.hatenablog.jp

 

最後にまとめますが、節約をする上で、不当に高い
物を買わないことは、基本中の基本です。これは
みなさん分かっていただけるのではと思います。

一方で、不当に安いものを買うことについても、
一時的に節約貯金が捗る可能性はあるものの、将来
を考えると私はよいとは思いません。

 

上で述べたように、企業が人件費をどんどん削って
価格競争を始めたら、遅かれ早かれ我々の給料も
当然下がることになります。あるいは、人員カット
の対象になってしまうかもしれません。

また、安いお弁当などの中には、費用を削るために
保存料を大量に入れて賞味期限を延ばしたり、
お金がかからない粗悪な原料が使われているもの
もあるかもしれません。
そういったものを摂取し続ければ、お金より大切な
健康を損なうことに繋がりかねませんし、病気に
なれば医療費もかかって、長期的には明らかに損
です。

 

だから、品質に満足できて、すごく安いわけでは
ないけれどもその価格で納得できるというものには
お金を使うべきだと思うのです。
皆がそうすれば企業は妥協せず素晴らしい商品を
作り続けられますし、従業員の雇用も守られます。

 

ついでに1つ触れると、最近食品の値上げの
ニュースをよく目にしますが、世界的に物価は毎年
2%程度上昇していると言われています。
100円だったものは、翌年には102円になっている
ということです。

ただ、この値上げによって安い粗悪品に手を出して
しまうと、102円の物を売っている会社は利益が
増えるどころか減ってしまい、従業員の給料も
減らさざるを得ません。

逆に安さだけを気にして、消費者に気づかれない
ように粗悪品に入れ替えていた業者が儲かっている
ようでは、日本の未来は明るいとは考えにくく
なってしまいます。

このあたりを理解して、2%程度の値上げなら
気にせず購入するようにすれば、企業の利益は継続
し、ゆくゆくは我々の給料も2%の上昇に繋がる
はずなのです。
以前の記事にも書きましたが、明治時代の初任給は
10円前後とかだったそうです。物価が上がれば、
健全な企業であれば給料も上昇するはずです。

 

今回は以上となります。
高すぎる物を買わないことは大事ですが、

・安かろう悪かろう
・安物買いの銭失い

なんて言葉があるように、安いこと=正義ではあり
ません、

そのあたりを賢く判断して、適正価格の物を買う
ようにしたいですね!