greenest’s diary

子育てパパの節約・蓄財や楽しみを発信します

簿記試験合格後の考え方の変化

以前の記事で、簿記3級の資格を取得したことを
書きました。合格後、約2ヶ月が経ちましたが、
簿記を勉強する前と、合格後の今の考え方に変化が
あるかどうかについて書いてみます。

 

greenest.hatenablog.jp

 

結論から書いてしまうと、「現時点では、正直
それほど変化はない」という感覚です。

 

…じゃあこんな記事書くなよ!と思われそうです
が、お抹茶とか飲んで落ち着きましょう。

 

なぜそれほど変化がないかというと、日常生活に
当てはめにくいからです。

 

簿記というのは、企業会計などを念頭に作られた
資格だと思うので、企業の経理部門などで働いて
いれば、大いに役に立つでしょう。
また、ご自身で会社を経営していたり、事業を
持っている場合にもかなり役立つと思われます。

逆に、私のようなサラリーマンで、特に経理部門
で働いているわけでもない場合は、使える知識は
あまり多くないなと思っています。

 

ただ、それだけをお伝えするためにこのブログを
書いているわけではもちろんありません。

 

今回は、日常生活でも使えると思った考え方と、
将来を見据えて簿記は無駄にはならないだろうと
いう考えを書いてみたいと思います。

 

まず、日常生活における簿記の知識の生かし方です
が、簿記ではお金を「資産」という項目に分類
します。現金でも普通預金にあるお金でも同じ
です。

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資産には他に、家や土地なども含まれます。
「財産」みたいなイメージで
しょうか。
そしてこの「資産」は、全て金額で表すことができ
ます。家や土地は、買った時などの値段で表され
ます。

この金額は、資産を物として持っていれば変わら
ないようにも思えますが、実はどんどん変わって
いくものなのだというのが簿記の考え方で、
これは日常生活でも使えると思うのです。

 

例えば家は、新築で買った時の値段と、40年後に
誰かに売ろうとした時の値段では、天と地ほどの
差があるはずです(一等地のよく整備された
マンション等は除く)。

 この、資産などの価値が劣化などによって
下がっていくことを減価償却と言い、簿記3級
の範囲ではお金は減価償却しないことになって
います。

ただ、実際にはお金についても、この減価償却
同じようなことが起こっているのではと思うの
です。

 

例えば今持っている100円玉で、将来同じ質、同じ
量のコンビニコーヒーが飲めるかどうかというと、
おそらく難しいと思うのです。
近年はインフレが続いているため、ものの値段が
上がり、お金の価値は相対的に下がっています。
将来コンビニコーヒーが200円になるとすれば、
今の100円玉の価値は、将来は半分になっている
ということです。

※おそらくコーヒーの値段はそれほど上がらないのではと
思っていますが、もし値段が据え置きだったとしても近年の
コンビニを見ていると、コーヒーも味が薄くなったり、
味が落ちてしまったりするような気がしています。
これは完全に個人的な感想です笑

 

お金の価値が減るということ自体は簿記には出て
こない考え方ですが、「資産」や「減価償却」と
いう考え方から、自分なりに考えを巡らせることが
できたのは悪いことではないと思っています。

 

そして、例えば株を買う時に、この「資産」の
考え方がないと、ただお金を失うだけという感覚に
なってしまいがちです。

株式も資産の一種だと考えることができれば、株を
購入しても「口座のお金」という資産が減って、
「株式」という資産が増えるので、トータルは
その時点では変わらないと考えられるので、投資
へのハードルも少し下がると思います。

家を買う時も、例えば将来売る可能性を考えて物件
選びをするだけで、将来の見通しが少し明るくなる
のではないでしょうか。

 

続いて、将来を見据えると簿記は無駄にはならない
と考える理由について書いてみたいと思います。

 

簿記には、「費用」や「収益」という考え方が出て
きます。

企業の利益を上げるために、人件費などの「費用」
をかけて商品を売るなどして、かけた費用以上の
「収益」を上げ、その差大きければ大きいほど
儲けが大きくなるという感じです。

 

日常生活で、これと同じような考え方ってあまり
ないような気がします。サラリーマンなら給料は
基本的に毎月同じですし、「給料を上げるために
先行投資として費用をかけよう」なんて場面は
まずないと思い
ます。

 

ただ、将来使える可能性はあります。

というのも、今後の日本は終身雇用や年功序列など
の昔ながらの働き方が崩れていくと言われていて、
サラリーマンのような働き方が減っていく可能性が
あるからです。

実際、機械化やAIの進化により、人間がやるより
はるかに安く効率的に済む作業が増えてきていて、
こんなにみんなで朝から晩まで働かなくてもよい
未来が来るかもしれません。

将来のことは誰にもわかりませんが、そうなった時
の「準備」として、会社に縛られずに自分の力で
生きていける「事業」を持つ準備をしておくこと
で、損をすることはないと思います。

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事業をするには、簿記は超必須の知識と言われて
います。

結果的に終身雇用で65歳ないし70歳まで働けたと
しても、知識があって不利になるということは
ないはずです。

 

個人的にもこのあたりには少し興味があって、
変化の早い世の中に素早く対応できるようにして
おきたいとは思っています。
ただの愚痴になってしまいますが、今働いていて、
無駄だなあと思う作業、山ほどありますからね。
システム化さえすれば、使えない上司とかいらない
と思ってます笑

 

…とブラックな部分が出たところで、このあたりに
したいと思います。

みなさんは簿記の資格、お持ちですか?
なんとなく見落としているメリットなどありそう
な気もしているので、「こんなところで役立って
いる」などありましたら、ぜひ教えていただけると
嬉しいです。

せっかくとった資格、最大限有効に使いたいです
からね!

 

ではまたお会いしましょう!