貯金を通じて考えたこと①
さて、今回からは、本格的に貯金を始めて1年ちょっと経つ私が、貯金を通じて考えたことについていくつか書いてみたいと思います。
今回は、「当たり前を見直す」ことについてです。
「なんのこと?」と思われるかもしれませんが、毎日一生懸命働いて、家事をして、育児をして…という毎日で見落としがちな、日常の「当たり前」について、本当に当たり前かしっかり考えてみることが節約につながると思うのです。
…まだ「なんのこと?」となる方が大半だと思いますので、詳しく書いてみますね!笑
私が貯金を始めて思うことは、世の中の仕組みは、お金持ちな人がさらにお金持ちになりやすいようになっているなということです。
例えば、以前に貯金の目的の記事で投資について書いたことがありますが、投資も始める時のお金が多い方が効果が上がりやすくなっています。
今ニュースなどで話題になっているように、1日働くだけで100万円ももらえる人もいるわけです。
一方で、私のような一般人(3人家族、専業主婦と1歳の息子)は毎日必死で働きながら節約をしても、貯金の貯まるペースはせいぜい1年~1年半で100万円くらいです。
そこで私は考えました。「一般人でももう少しお金にゆとりを持つ方法はないのか」と。
まずは収入について考えましたが、サラリーマンであれば出世するか、少なくとも経験を積んで役職を上げていくしかありません。
収入を増やすことは難しそうだなあと、一旦考えることを諦めました笑
そうなるとやはり支出を減らすことが重要になってきます。
固定費の削減など、個別の節約法については過去に書いていますのでそちらをぜひご覧ください。今回はもう少し全体的な、考え方の部分について書きます。
私の個人的な見解ですが、今の日本は、生活に余裕があってストレスがあまりないという人は少ないと思っています。
収入が多いとは言えない中で毎日長時間必死で働いたり、子育て・家事などをして、ある程度のストレスを受けているという人の方が多いように思います。
そしてそのストレスの発散方法として、テレビやYouTubeのCMなどで流れてくるおいしいものや流行りのもの、趣味、飲み会や外食などにお金を使ってしまっている方も多いんじゃないかと思っています。
そして、世の中の風潮も、「今の世の中はストレス社会だ」、「自分へのご褒美として奮発しておいしいものを食べることは皆やっている」というふうになっています。
YouTubeなどでは本当に魅力的な商品がたくさんあって、ついつい買いたくなってしまうことも多いですよね。
私も欲しいものは挙げたらキリがありません…笑
でも、頑張って働いて得たお金をストレス発散に盛大に使ってしまっていては、いつまでたっても生活が変わりません。
そして重要なのは、おいしいものや流行りのものだって、必ずそれを販売している会社があるということです。飲み会や外食だってそうです。それらを買うことは、その会社の利益になっているのです。
つまり、そういう会社が儲かって、自分のお金が減っているのです。
ここで一度冷静になって、ストレス発散に、それが本当に必要か考えてみるということも大事なんじゃないかと思うのです。
若いパパ世代の方は同じ方も結構いらっしゃるんじゃないかと思いますが、私の場合ラーメンが大好きなので、毎週好きなラーメン屋をローテーションして行っていました。
習慣化していたので、今思えばそこまで食べに行きたくないときでも週に1回はラーメン屋へ行っていた記憶があります。
しかし、節約を始めてから、「毎週行く必要あるかな?」と思い、何度か自分でラーメンを作ってみたのです。
最初はあまりうまくいきませんでしたが、具材に好きなものを入れたり量をコントロールでき、作り方もうまくなって、「今日はラーメン屋より、自作のラーメンが食べたいな」と思うことが増えました。野菜多め、肉多め、卵2つ、麺超大盛り、何でも来いです!笑
もちろんたまにはラーメン屋に行きますし、プロの味は今でも格別ですが、毎週じゃなくてもいいなと気づいたのです。というより、自作するラーメンのよさ(量や具材などをコントロールでき、コスパがよく体にもよさそう)に気づいたという感じでしょうか。
要するに、「周りがみんなやっているから」「それが当たり前になっているから」ではなくて、自分あるいは家族にとって、何が本当に必要かを考えてみるとよいと思うのです。
「タピオカを飲むのが普通」と思ってしまっていると、今まで20年もタピオカなしで生きてこられたのに、飲まなきゃいけない気になってしまいませんか?笑
簡単に言ってしまうと、こういう現象が各地で起きていて、「当たり前」と言われるものを売っている会社が儲かり、私のような中間層以下が貯金しづらくなっているような気がするのです。
周りと同じくらいの収入で、周りと同じだけお金を使っていたら、貯金額だって周りと同じになってしまうのです。
ただし、以前の記事でも何度も書いていますが、例えばタピオカを買うことが本当に自分の満足につながっているのであれば、それはやめるべきではなく、我慢しないで買うべきだと思います。必要なことにはお金を使うべきです!
みなさんはなにか思い当たるところありそうでしょうか。
私もまだまだ気づいていないところがあるかもしれないので、考えることは続けていきたいと思っています。
当たり前を見直す機会ってそんなにないので、こういうことって気づくきっかけがあるかないかでその先随分違ってくるものだと思います。
よろしければ皆さんも、自分の中の支出の「当たり前」について考えてみてください。