greenest’s diary

子育てパパの節約・蓄財や楽しみを発信します

家賃の節約と、賃貸・持家論争について

節約を始めると、家賃は一番初期の頃に間違いなく意識するものだと思います。

月々の支出で見ても、大きな割合を占めていることが一目瞭然で、賃貸物件に住んでいるならば、別の物件に引っ越すことで家賃を下げることは比較的簡単にできるからです。

 

(過去の家賃に関する記事はこちら)

greenest.hatenablog.jp

 

一方で、「マイホーム」にも憧れますよね。私もその1人です笑

お読みいただいている方の中には、もちろんマイホームをお持ちの方もいらっしゃると思います。

マイホームどうですか?やっぱりいいもんですか?…やっぱり?いいなあ。笑

 

さて、題名の賃貸・持家論争というのは、ここでは賃貸住宅と持家(マイホーム)のどちらがよいかという議論のことを指すこととし、私なりに調べたメリット、デメリットなどを書いてみます。

あらかじめお断りしておきますが、この話題に正解はありません。私も、どちらにも良さがあり、一方を選ぶことは今のところできません。だから、参考にする程度でご覧いただければ幸いです。

 

まずは、金銭面の比較からしてみたいと思います。

例として、賃貸物件に30歳から100歳まで70年間住み続けるとケースを考えます。かかる家賃は次のようになります。

 

家賃4万円の場合:3360万円

  4万円×12か月(1年分)×70(70年分)

家賃6万円の場合:5040万円

  6万円×12か月(1年分)×70(70年分)

家賃8万円の場合:6720万円

  8万円×12か月(1年分)×70(70年分)

家賃10万円の場合:8400万円

  10万円×12か月(1年分)×70(70年分)

  ※物件の更新費用などは、ここでは省略しています

 

一方で、家を買った場合はどのくらいかかるのでしょうか。都市部と地方では1000万円以上の差があるようですが、ある調査によると平均では次のような金額のようです。

 

・土地を買ってそこに家を建てると約4397万円(いわゆる土地付注文住宅)

・土地付きの家を買うと約3495万円(いわゆる建売住宅)

・マンションを買うと約4545万円

・中古の住宅(戸建)を買うと約2480万円

・中古のマンションを買うと約2971万円

  ※出典:住宅金融支援機構「フラット35利用者調査」

 

この結果だけを見ると、「家を建てた方が安そうじゃん 」と思ってしまいがちです。でも、本当にそうでしょうか。

家を建てると、次のような費用が発生します。

 

・固定資産税:年間10万円以上

・修繕費  :1年換算で10万円~数十万円

      (10年程度住んでから大きな費用がかかる)

・各種保険料:年間数万円程度

 

これらの他、「都市計画税」や「不動産取得税」などの税金がかかる場合があったり、住宅ローンを組めば利子分だけ多くお金が必要になります。

地震や異常気象で住宅が傷めば、修繕費ももっとかかってきます。

修繕費は、水回りや床、屋根や壁など合わせると結局平均で1000万円以上かかるとも言われており、そこに税金や保険料、ローンの利子などを合わせると、合計3千万円以上かかってくる場合も考えられます。家を建てると予想外の出費も多いため、合計で5千万円程度かかるという話も聞いたことがあります。

こうなると賃貸より高くなりそうですね。

 

結局、どんな場所(周辺環境)、どんな家(構造、広さなど)に住んで、災害があるかどうか、購入時に欠陥があるかどうか、家族の増減による改築や予想外の傷みによる修繕があるかどうかなどでいくらでも変わってきてしまうので、一概には言えません。

ただ、要は「将来いくら必要になるか分からない」ということなので、賃貸と比べると不安材料にはなり得ますね。

 

まとめると、どちらが安くなるかは状況により変わってきてしまうと言わざるを得ませんが、賃貸の方が将来の見通しが立てやすい場合が多いといったところでしょうか。

 

次に、金銭面以外のメリット・デメリットを見てみましょう。

 

≪賃貸≫

【メリット】

・比較的容易に引っ越せる(家賃や住む場所をコントロールしやすい)

・災害や経年劣化で家が傷んでも、基本的には大家さんが直してくれる

【デメリット】

・家賃を払えるという信用(職業や年齢など)がないと、借りられないことがある

・他人の所有物を借りているだけなので、内装などの希望をすべて反映できない

 

≪持家≫

【メリット】

・家を自分でカスタマイズできる

・自分の持ち物になる(基本的に失うことがなく、売ることもできる)

【デメリット】

・修繕が必要で、洪水による浸水など大規模災害があると家を失う可能性がある

・家を建ててから家自体や周辺環境の問題が発覚しても、基本的に一生そのまま住まなくてはならない

 

どちらも一長一短で、やはりどちらがよいかというと難しいですね。

 

以上をすべて踏まえて、それぞれ簡単に表現すると、次のような感じでしょうか。

 

・金銭的な有利不利はケースバイケース(金額の見通しは、賃貸の方が立てやすい)

・賃貸は将来の変化(治安、転勤や価値観の変化など)に対応しやすいが、立地や外構、外観、内装などすべて自分好みにはできないためどこかで妥協する必要がある

・持家は自分の持ち物になる安心感があり、改築などにより自身の好みを反映させやすいが、将来の変化(治安、転勤や価値観の変化など)への対応に弱く、傷みや被災などのリスクも常にある

 

結局、人によって、「これは我慢できる」とか「これだけは譲れない!」というポイントで決めていくということになってきそうです。

これが、最初に述べた「この話題に正解はない」ということの理由です。

 

みなさんはどう考えますか?私は昔は持家派、節約を始めてからは賃貸派でしたが、最近また持家へのあこがれが強くなってきて困っています笑

 

マイホームを持ったことのない者が書いていますが、実家は親のマイホームでローンも完済していますし、私自身いろいろ調べてはいますので、少しでも参考になれば幸いです!

マイホームをお持ちの方、よろしければぜひ様子をお聞かせください。