greenest’s diary

子育てパパの節約・蓄財や楽しみを発信します

固定費の見直し ~保険料~

前回まで、スマートフォンから始まって家賃、電気代、ガス代と、普段使っているという実感が湧きやすい費用の節約について書いてきました。

(スターもいただきました!ありがとうございます!)

 

greenest.hatenablog.jp

 

そこで今回は少し毛色の違った、普段意識することが少ない、保険料について書いてみます。

 

皆さんは保険、入ってますか?生命保険(亡くなったときに遺族にお金が出る)や入院時の入院代の保険、自動車保険など、いろいろなものに入っている方もいらっしゃると思います。一方で、保険は最小限にされている方もいると思っています。

 

私はどちらかといえば後者派で、保険は最小限でよいと思っています。

 

就職した頃、職場に大手保険会社の女性が回ってきて、保険の勧誘をたくさん受けました。周りからも、就職して一人前の大人になったんだから、保険は絶対に入るべきだと言われていました。

ただ、保険の内容を見ると、例えば自分が不慮の事故で亡くなった場合に親に何千万円保険料が入るとか、入院した場合に1日5000円出るとかいった内容ばかりで、まったく必要性を感じず、なぜ皆入っているのか不思議で仕方ありませんでした。

自分が亡くなったことによって親が何千万円も必要になるとは思えなかったし、そのお金をもらっても両親が喜ぶとは思えませんでした。入院費用についても1日5000円くらいなら、例えば1か月入院しても5000円×30日で15万円くらいなので、自分で貯金した方が早くて無駄がないと思ったのです。保険の場合、毎月お金がとられて、何もなければそのお金は返ってきませんからね。自分で貯金しておけば、入院しなかった場合、自分の好きなことに使えます。

こんな考えもあって、親に相談したりもしましたが、その時は結局保険には入りませんでした。この判断は間違っていなかったなと今でも思います。

私は逆に、保険に入って油断して病気やけがをするより、その前の段階として病気やけがをしないように体を鍛える方が本来あるべき姿だと思い、ジムの会員費は惜しみなく払っていました 笑 今はその会員費も削って、別の方法で体を動かしていますが。

 

保険で大事だと思うのは、本当に必要かどうか考えて、最小限のものにだけ入るということだと思います。

保険の仕組みは、「可能性は低いけれど起きたらまずいこと(事故で亡くなるなど)」が起きた場合に多くのお金が必要になるため、先に少なめのお金を払っておくことで、もしそれが起きてしまった場合に多くのお金がもらえるというものです。ただし、払ったお金は基本的に戻ってはきません。

世の中に保険会社がたくさんあるのはもちろん儲かっているからで、それはつまり、保険会社に払っているお金よりも、何かが起きて保険会社からお金をもらうことの方が少ないということです。要は、「可能性は低いけれど起きたらまずいこと」は、やっぱりほとんど起きないので、払った分のお金は失う可能性が高いということになります。

だから、「起きたらほんとにまずいこと」にだけ、安心料としてお金をかけておいて、その他の、起きてもお金が必要になるとは限らないことや、お金が必要になっても自分で貯金しておけばなんとかなることについては、保険に入る必要はないと考えるのです。

 

私が今入っている保険は、私が亡くなった場合に妻に保険料が入るというものです。子供が小さいので、私が急にいなくなって稼ぎがなくなると、お金に困ってしまう可能性があります。その場合に備えて、しばらく働かなくても妻と子供が生活していけるくらいのお金がもらえるようにしてあります。

ただしこれも必要最小限の金額にしており、小さなお金で大きな安心を得られている実感があります。一方で上にも書いたように、入院・通院は貯金で賄えると思っているので入っていません。

 

自動車保険も自身の会社で割引のあるプランに入っており、ゴールド免許で等級も高いため年間5万円程度しかかかっていません。

その内容も、例えば相手を傷つけてしまった場合のものは、急に何千万円、何億円もの損害賠償請求が来たら貯金では払えないのでしっかりしたものにしていますが、自分の車を直すための費用は高くてもせいぜい数十万円程度なので貯金で賄えますし、最悪自分のことなので修理を諦めて廃車にしてしまえば終わることなので、そういった特約は付けていません。

 

備えも大事ですが、お金も大事です。月に数千円、数万円という大きな額になればなおさらです。また、可能性は低いけれど起きたらまずいこと」は人によって違います。私の場合も、上に書いたように独身の時は生命保険には入っていませんでしたが、今は入っています。子供が独立し、その時に貯金に余裕があればまたやめるでしょう。

 

自分にとっての可能性は低いけれど起きたらまずいことは、少し想像したり考えるだけで意外とはっきりわかるものです。必要な備えには自信をもってお金を払い、必要がないものはきっぱりやめて貯金していく、そんなふうにできれば気持ちもすっきりして、貯金もはかどると思います。

なんとなく保険を続けている方がいたら、ぜひ検討してみてください!