greenest’s diary

子育てパパの節約・蓄財や楽しみを発信します

固定費の見直し ~家賃を8回の引っ越し経験から考える~

前回、最も簡単な節約・貯金の方法として、スマートフォン料金の見直しについて書きました。すでに格安simに変えている方も多いと思いますが、まだの方はほとんど苦労なく月に5,000円以上節約できる場合もあるので、試してみる価値が大いにあると思います。

 

greenest.hatenablog.jp

 

今回は、固定費の見直し第2弾、「家賃」の見直しについて書いていきます。

 

これは月に10,000円単位で節約ができる項目で、人によっては最も効果が高いかもしれません。

家賃を見直す時に一番メジャーな方法である引っ越しの、メリット・デメリットを簡単に挙げてみます。

 

メリット

①家賃を下げて、下がった分貯金ができる

②住む家や住む場所を見直すよいきっかけになる

 

デメリット

①お金と労力がかかり、長期間住まないと損をする可能性もある

②近隣住民にどのような人がいるか、引っ越してみないとわからない

③安さにばかり目が行き、引っ越したら職場や駅から遠いなど不便になることもある

 

まずはメリット①についてです。家賃が現在より大きく下がるほど、そして引っ越し先に長期間住めば住むほど、節約効果・貯金額は大きくなっていきます。

 

例① 家賃10万円→8万円(節約額2万円)、2年間住んだ場合

 節約額2万円×24か月(2年)=節約額合計48万円

 

例② 家賃7万円→6万円(節約額1万円)、5年間住んだ場合

 節約額1万円×60か月(5年)=節約額合計60万円

 

節約額は例①の方が大きいですが、長期間住むことで例②の方が節約効果が大きくなっています。

また、例②で注目していただきたいのが、家賃を1万円下げて、ただ生活するだけで、5年後には60万円貯金できるということです。現在の貯金が50万円なら、例えば食費や娯楽費を削らなくても、5年後に自動的に貯金100万円を超える計算になります。

 

ここで注意しなくてはならないのが、デメリットについてです。

上で紹介したデメリット①「お金と労力がかかり、長期間住まないと損をする可能性もある」ですが、引っ越しの準備は家じゅうを整理する必要があり、なかなか大変です。また、引っ越し業者に依頼をすると、家具の移動で2人世帯でも10万円近く取られることもあります。また、エ〇ブルやス〇モ、ミニ〇ニなどの不動産会社から、家賃の半月分などといった手数料を取られてしまいます。

その他、引っ越し先によっては蛍光灯やカーテンを買わなければいけなくなったり、予想外の出費があることがあります。引っ越しをするだけで10万円以上かかることもあります。

引っ越してせっかく家賃が下がったのに、1年で引っ越してしまったりすると、結局節約どころか出費の方が大きくなってしまうこともあります。

 

 ・節約 家賃1万円×12か月(1年)=12万円

 ・出費 引っ越し業者代10万円、不動産会社への手数料3万円、合計13万円

 →合計は、今の貯金額が50万円だとしても、50万円+12万円-13万円=49万円

  となって、結局損をする場合もあるのです。

 

これを回避するには、

 ・家賃の節約額を大きくする

 ・引っ越し後の家に住む期間を長くする

 ・安い引っ越し業者を選ぶ

などの方法があり、工夫すれば貯金はきちんとプラスになるので安心してください。

 

また、デメリット②近隣住民にどのような人がいるか、引っ越してみないとわからないというのも理解しておく必要があります。上下左右の部屋の人や、隣の建物の住人などで、夜騒がしい人がいないとも限りません。ただ、これに関しては大家さんに言えばほとんどは解決できると思いますし、今まで8回引っ越しを経験した私も、近隣住民に困ったことはないので、あまり心配しすぎなくていいです。

 

デメリット③については、引っ越し先を探す時に一度冷静になって、今より不便にならないか考えてみてください。個人的に、多少家賃が高くても、駅近など便利な場所を選ぶというのは大いにアリだと思います。その方がストレスがなくて、結局衝動買いやストレス発散のためのお金も節約できます。

 

以上から、引っ越しによる効果が大きそうな方、小さそうな方を簡単にまとめると、

 

引っ越し効果

①現在の家賃が、都心なら10万円以上、地方なら7万円以上の方

②実家や安い社宅に引っ越せる方(家賃が0または割安)

③引っ越し先に長く住めそうな人

 

引っ越し効果

①現在の家賃が安いため、今より安くて条件のよい家があまりない方

②広範囲での転勤が多く、短期間でまた引っ越してしまう可能性の高い方

③引っ越し先が、駅や職場などから遠いなど、不便な場所にある方

 

私は前の記事でも書いたとおり、家賃は駐車場代を入れても3万円台です。それは社宅に住んでいる効果が高いと思いますが、就職して8年ほどは民間のアパートに住んでいました。節約を始めて、約半年前に引っ越したのですが、「効果でけー!!」と実感し始めているところです 笑

社宅は知り合いも多そうで敬遠していましたが、私は知り合いに会うことはほぼなく、安くて広い、修理も手軽に対応してもらえるなど、よい面が目立っています。

 

引っ越しは大きな行事ですが、うまくいけば5年後、10年後の生活が大きく変わる可能性もあります。

焦って行動せず、冷静に時間をかけて考える必要はありますが、興味のある方はぜひ検討してみてください!